10月は神の月
2016.10.25
昨日は地元の大企業 JFE のお祭りが盛大に行われました。気候も清々しい晴天で秋風も緩やかな最高の日和でした。みんなが口々に言っていた「JFE祭では雨降らない」。。。。。まことうらやましい噂。。。10月前半よりも後半の方が晴れやすいのでしょうか?季節の変わり目から本格的な秋の空になるこの時期、関東ではやはり晴れやすいのでしょう。
話は変わりまして、10月は「神無月」とも言いますが、これは良く誤解されている。神の居ない月、という情報がよく流れていますが実はそうではない。。。10月は特に秋祭りや収穫祭、たくさんのお祭りが各地で執り行われています。神様いないと祭できませんよね??居るのです!ちゃんと。「かんなづき」は元々「かみのつき」が変成したものです。9月の稲刈りを終え10月には稲蔵にたくさんの米が貯蓄されます。古代の人々はこの稲の蔵をとても神聖視していました。文字通り「神の月」には蔵に米がたくさん入るのです。そこらへんから「神な月」と言われるのだろうと思っています。(これ、後半部分は私の憶測が入っていますのでご理解を。。)
この蘇我の地も「曽我野」と呼ばれていたその昔には、神社の周りに何軒かの家があるだけでその周りは全部田んぼだったそうです。毎年行われる神輿渡御の大鳳凰の嘴には今なおこの蘇我で採れた稲が付けられます。まだ蘇我で稲が収穫できる有難さ。いつまでも続いてほしいという反面、自分でも蘇我で稲を作ってみたいな、なんて夢みたいなイメージを持っています。将来的に、、、神社で執り行われる「稲作神事」。ムム、アリかも。。。(^^;)千代春稲荷という稲の神様が居るわけだし、、
私たち神社関係者が子供たちに伝えて行くべきは
こういった日本人の、そして地元蘇我の ルーツなのではないでしょうか
変化してしまった、と嘆くのではなく
過去に誇りを持って生きることが大事なのだ